木造外壁塗装事例
今回は、木造外壁の現場です。木造外壁は木が生きていて呼吸をしているため、一般的な塗料は適していません。なので、通常木材保護用の塗料を使用します。
木材保護塗料は水は通さず、空気は通すので木への負担が少なく外壁が長持ちします。
外壁確認、塗料の決定

塗り替え前の外壁
今回で何回目かの塗替え工事でした。前回の塗装業者が塗膜(とまく)系の塗料を塗ってしまっていたため、浸透性の木材保護塗料を使用する事ができませんでした。なので、塗膜系の木材保護塗料を使用しました。こちらでも浸透性と同等の木材保護の性能があります。
一度一般的な塗料を塗ってしまうと二度と浸透性の塗料に塗り替える事ができません。低価格で塗装できたとしても、時間が経つとすぐに剥がれてしまう可能性もあるため、注意してください。
塗膜系は汚く塗装が剥がれてしまいますが、浸透性のペンキの場合は色は落ちてもペンキが剥がれ落ちる事はありません。
サンプル塗り

サンプル塗
サンプル塗をして、お客様に直接色の確認をして頂き、色を決めさせてもらいました。真ん中の赤みがかった色に決まりました。
直接塗ることによって、質感が伝わりやすく、お客様が色を決めやすくしています。サンプル塗をした箇所は後で決定した色でしっかりと塗り直すので、その部分だけ異なる色味になることはありません。
足場の設置

足場の設置
多くの木造外壁を使用している住宅は、構造上足場が不要な場合が多いです。今回は1面だけ足場が必要な構造でしたので、設置しました。
写真は高圧洗浄後、洗浄で落ちきらなかった古い塗料を手作業で落としている所です。そして、上から一回目の塗装を行います。
塗装作業

仕上げ塗装
二回目の塗装作業を行っています。
今回は塗装の痛みがそこまでひどくなかったので2回の塗装で済みましたが、痛みが酷い場合は3回の塗装が必要な場合があります。ほとんどの場合は2回の塗装で完成です。
完成後

完成後